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30年連続日本一!「みやざきスギ」が家になるまで

加工

製材所では、棟木(むなぎ)、母屋(おもや)、桁(けた)、梁(はり)、柱など、家の骨組みとなる構造材を製材します。
屋根や壁、床などで隠れてしまう部分も多いですが、家の頑丈さを左右する大切な部分です。
また、壁、床、天井の板や、仕上げとして壁や天井に貼る羽目板など、目に見える形で家の内部に利用する内装材も製材します。
木目や色など、「みやざきスギ」が持つ表情をしっかりと把握しながら仕上げていく繊細な作業も行っています。

製材所ではかなりの作業がオートメーション化されており、流れるように原木が加工されていきます。
自動化された工場でも、最終の品質検査は1本1本人の目で検査をしています。

建築

国産材の有効活用を促すため、国の施策として建築物等での国産材の利用が進められています。
宮崎県でも「2050年ゼロカーボン社会」の実現の為、「みやざきスギ」を代表とする県産材の活用を促進していくことが必要です。「みやざきスギ」の建築物には、杉の香りによるリラックス効果があるだけでなく、湿度が高ければ室内の水分を吸収し、乾燥していれば水分を放出する調湿機能も備えています。杉の木目の美しさや柔らかい肌ざわりも、住んでいる家族の満足度を高めてくれるでしょう。
技術革新により、最近では大型施設や高層施設の建築資材にも木材が利用され始めています。

木の家にこだわる工務店「森建築」が建てた新築物件の上棟式。柱や梁に「みやざきスギ」が使われています(森建築提供)
宮崎県産材を1棟分使用した落ち着きある空間。(株式会社松元建設提供)

循環

「みやざきスギ」の苗木づくりから始まり、苗木の植栽、雑草や雑木などを刈り取る下刈・除伐、木々の間隔を適度に保つ間伐・枝打ちなどを行い、収穫となる伐採を行います。
この流れを繰り返し行うことで、「みやざきスギ」は日々生産されています。生産された木材は、住宅や公共施設の建築資材、工芸品、家具、DIYの素材として、また発電や熱利用の燃料である木質バイオマスとして利用されています。
木を植えて育てて伐採し、その木材をしっかりと活用することが必要です。

ハウスで大切に育てられるスギの苗。森林資源は循環利用が可能でサスティナブルな資源です。
「みやざきスギ」を生み出す森林は、雨水を蓄えたり、洪水にならないように河川への水の流出量を調整したり、地中に根を張ることで土砂崩れを防ぐ機能も備えています。

宮崎県はスギの生産量が日本一です。
新築希望者様に県産材を使った住宅をご選択頂ければと思っております。
よろしければ下記アンケートにご協力ください。




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